「ナイアシンアミド」とは、ビタミンB3のこと。

体内での酵素反応を助ける補酵素の構成成分であり、酵素反応の約2割（400種類以上）に関わっています。

また、「ナイアシンアミド（ビタミンB3）」は、ニコチン酸アミドとも呼ばれる水溶性ビタミンであり、食事から摂取されるほか、体内でも合成(※)されます。
(※)ビタミンB1、B2、B6存在下で、必須アミノ酸のトリプトファンから合成されます。

「ナイアシンアミド」に期待できることは…

• ①紫外線ダメージによるDNA損傷の修復
• ②真皮コラーゲンの合成促進
• ③メラニン生成の抑制
• ④肌荒れの抑制
• ⑤エネルギー生成の促進

が挙げられます。

上記①②③④⑤から、「ナイアシンアミド」が美容成分として注目されているのですね！

■抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンE配合の化粧品を選ぶ

紫外線を浴びるとメラニンの生成が過剰になったり、メラノサイトが活性化してメラニン色素生成が止まらなくなりターンオーバーは乱れます。真皮層ではコラーゲンとエラスチンが張りめぐらされることにより肌はピンと張り弾力は保たれていますが、紫外線によるダメージを受けると肌のハリは失われてシワやたるみが発生。
これらの光老化を防ぐためには、ビタミンC・ビタミンE・βカロチンなどの抗酸化作用のある成分が配合された化粧品でスキンケアをすることが有効とされています。

■シワとシミのWケアが可能なナイアシンアミドを選ぶ

美肌の救世主ともいわれている有効成分であるナイアシンアミド。ビタミンB群の一種でシワ・シミ改善に役立つとされています。他の「シワ改善」の有効成分とされているニールワンやレチノールと比較しても、シワとシミのWケアができるのはナイアシンアミドだけ◎

	ナイアシンアミド	ニールワン	レチノール
有効性	「シワ」「美白」有効成分	「シワ」有効成分	「シワ」「肌荒れ」有効成分
作用部位	表皮・真皮	真皮	表皮・真皮
シワ改善 メカニズム	表皮細胞の増殖・分化促進 真皮線維芽細胞の増殖促進 真皮コラーゲンの合成促進	真皮の構造を守る	表皮水分量を増やす ターンオーバーの促進 真皮構造の再構築
特徴	ビタミンBの一種で水溶性	日本で初めて「シワ改善」効果が認められた新規成分で油溶性	ビタミンAの一種で油溶性

今までのシワ・シミ改善美容液は、有効成分が油に溶けるものが多く、そのべたつきが苦手という方もいました。
ナイアシンアミドは水溶性ビタミンとして、水に溶ける特性を持っています。化粧水やさっぱりとした美容液などみずみずしいテクスチャーは快適な使い心地となります。今話題となっているナイアシンアミドを日ごろのスキンケアに取り入れてみるのはいかがでしょうか。